令和元年 トレンド広告(KNOWLEDGE 様より)
Amazon広告で今攻めるべき理由と、その手法のすべて
こんにちは。
今ではすっかりEコマースのご担当者だけでなく、どの業界・業種のマーケティングご担当者様が避けて通ることができなくなった、巨大なメディアAmazon。
今回はその背景や基礎から解説してまいります。
1. 2019年、『Amazon 』はなぜ今始めるべき?
2.『Amazon Advertising(Amazon広告)』の特徴と強み
3.『Amazon Advertising(Amazon広告)』の種類
4.『Amazon Advertising(Amazon広告)』を始めるにあたって
5.『Amazon Advertising(Amazon広告)』の説明会実施中
1.2019年、『Amazon 』はなぜ今始めるべき?
Amazon はGoogle・Yahoo!を含めた国内メディアサイトの中でも、デスクトップでは第6位、モバイルでは第8位のメディア・パワーを持っています。(2018年12月 Amazon 資料より)
■Amazon デスクトップのメディア・パワー
■Amazon モバイルのメディア・パワー
でもこれだけでは、Amazon の広告がなぜこれから伸びるのかわからないですよね。
そこで、アメリカにおける「Facebook/Google/Amazon 各広告媒体の期待値」のアンケート結果をご覧ください。
アメリカで今後いちばん広告支出を増やすとされている媒体が『Amazon』?なぜでしょうか?
実はアメリカでは、2015年にAmazonから商品検索を始める数が、Googleからの検索数を上回りました。
つまり「商品の検索エンジン」として、既にAmazon がGoogleに取って変わっているということ。
となればGoogleはもはや商品を検索して購買する場ではなく、
これらの”伝統的”な手法の効果が、薄らいでいるのです・・・!
日本のマーケティングの数歩先をゆくアメリカは、日本の未来の姿でもあります。
近い将来日本にAmazon の波が押し寄せて、波に乗れた企業はEコマースのブルーオーシャンで大成功を収め、乗り遅れた企業はレッドオーシャンで苦しむという未来が予想できますよね。
まだAmazonに本腰を入れていない方は、2019年にはぜひにご検討いただくべきです!
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2.『Amazon Advertising(Amazon広告)』の強み
Facebook広告、Google広告と比較したAmazonの強みとはなんでしょうか?
それぞれを一言で表すとこのようになります。
どういう意味かといいますと、
正確なユーザーデータを持つFacebookを使えば、人の興味・関心にあわせて広告配信できる。
対してGoogleは、人が何かを検索するキーワードのデータを持っているので、よりニーズが具体的な顕在層へ広告配信が可能です。
そしてAmazonはというと、もともと商品を買いたいと思う人が集まっているメディアなので、Googleで商品検索する層よりもより購買意識の高い層に広告配信できることが強みとなります。
商品を購入するまでの顧客心理を表すAISASモデルとあわせて考えるとわかりやすいです。
実際に、アメリカのEC売上上位500サイトのデータによると、(検索エンジン等から流入した)ECサイトの平均コンバージョン率(CVR)が3.32%に比べ、
- Amazonプライム会員のCVRは、脅威の74%
- Amazon非プライム会員でも、CVRは13%
Googleで「検索する層」とは非にならない購買意欲の差を実感しますね。
まとめると、『Amazon Advertising(Amazon広告)』の強みは「購買意欲の高い層にアプローチできること」。
そのため、購買意欲の高い層が商品検索をしているメディア(=Amazon)で商品を掲載しないこと/Amazonのプロモーションを粗雑にすることは、B2C、B2Bに関わらず販売機会損失のリスクとなり得ます!
Amazonの波に乗り遅れてる場合では・・・!
少しでも早くAmazonを自社プロモーションで使いたい! 詳細を知りたいという方は、こちらからお問合せくださいませ。
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さてここからは『Amazon Advertising(Amazon広告)』の概要と始め方をご説明させていただきますね。
3.『Amazon Advertising(Amazon広告)』の種類
『Amazon Advertising(Amazon広告)』には2018年12月現在、3つの広告商品があります。
「スポンサープロダクト広告」「スポンサーブランド広告」「商品ディスプレイ広告」です。
■スポンサープロダクト広告
商品検索結果ページ等に表示されて、広告をクリックすると商品詳細ページに遷移するのが「スポンサープロダクト広告」。ユーザーの検索キーワードでターゲティングを行います。
検索結果に連動して他の商品と同じように自然に表示されるネイティブ広告ですので、検索キーワードと関連性がいのが特徴。ROAS(費用対効果)もとても高いため、Amazon Advertising(Amazon広告)をはじめるならスポンサープロダクトからスタートするのがお勧めです。
キーワードターゲティングは、Amazonが自動ターゲティングを行う「自動(オート)」と、自分で運用を行う「手動(マニュアル)」から選択できます。はじめは「自動」で配信しても、検索クエリ(ユーザーが検索するキーワード)を分析しながら、ゆくゆくは「手動」に切り替えていく方が費用対効果を高められると思います。
■スポンサーブランド広告
検索結果の上部に表示されて、広告をクリックすると専用のランディングページやブランドストアに遷移するのが「スポンサーブランド広告」。ユーザーの検索キーワードでターゲティングを行います。
キーワードターゲティングで検索結果に連動して、複数商品やロゴをキャッチコピー付きで表示される広告です。ブランドや商品ラインナップの認知度向上が期待できます。
モバイルからの検索では視認されやすいため、商品をPCから細かく比較するユーザーではなく、空き時間にネットサーフィンしているような方に刺さるかもしれないです。ビッグキーワードの入札を強めてみてもいいですね。
■商品ディスプレイ広告
商品詳細ページ等に表示されて、広告をクリックすると出稿商品の詳細ページに遷移するのが「商品ディスプレイ広告」。商品やユーザーの興味・関心でターゲティングを行います。
特定の商品やユーザーの興味・関心によってターゲティングするので、関連商品などのクロスセルやアップセル、または競合他社からの流入が期待できる広告です。
直接購入に結びつけるというよりは、売れ筋商品や認知度拡大したい商品に絞って配信する方が多いそうです。
それぞれに特徴があるAmazon Advertising(Amazon広告)。
もし運用をご検討のうえでご不明点などございましたら、お気軽に弊社にお声がけくださいね。
前提としてAmazon Advertisingは「Amazonに出品している商品」の売上を拡大するサービスですので、広告主がAmazonに商品を出品している必要があります。
■スポンサープロダクト広告/スポンサーブランド広告の始め方
大口出品者、取引会社、代理店、または卸・問屋経由のメーカーが広告を掲載できます。
スポンサープロダクトかスポンサーブランドを始める方法は以下の2通りです。
- 大口出品者の広告主が管理システムのアカウントを作成する
- 取引会社、代理店、または卸・問屋経由のメーカーが代理運用する場合は広告用のAmazonアカウントを作成する
1.広告主が以下の管理システムを持っている場合
該当管理システムのメニューから「広告/広告キャンペーンマネージャー」を選択すれば広告スタートできます。
<管理システム>
- セラーセントラルの出品用アカウント
- ベンダーセントラルのアカウント
- e託販売サービスのアカウント
2.取引会社、代理店、または卸・問屋経由のメーカーが代理運用する場合
広告用のAmazonアカウントの作成が必要です。
スポンサープロダクト広告の場合はhttps://advertising.amazon.co.jp/products/sponsored-productsのサイトから、
スポンサーブランド広告の場合はhttps://advertising.amazon.co.jp/products/sponsored-brands
のサイトから、「広告を始める」を選択し、「代理店
代理申請している取引会社の情報(ベンダーコードは任意で設定)を入力した後、アクセス権をリクエストします。
通知メールに沿って確認と、取引会社から承認された後、アカウント審査が行われ、完了後にアカウントが開設されます。
■ディスプレイ広告の始め方
Amazon で商品を販売している企業も、販売していない企業も出稿できます。
Amazon DSP を利用中の広告主は、自社あるいは代理店にてキャンペーンの出稿・運用が可能です。
ベンダーセントラルのアカウントを持っていれば、そこからも出稿・運用が始められます。
■新規でディスプレイ広告開始の申請を行う場合
https://advertising.amazon.co.jp/products/display-adsのサイトから「利用を開始」選択し、名前、メールアドレス、関連業種・カテゴリー等必要な項目を埋めて情報を送信します。
登録したメールアドレス宛にAmazonから随時連絡が来て、マーケティングのゴールを確認しながら進めていくような流れです。