FASHIONを通して、毎日をハッピーに。 世界の人々にそんな毎日を届けたい。 そんな仲間の集まる会社の社長記録です。

組織から個、個から組織の時代へ【加藤秀視さんのオフシャル メールマガジン】11月1日より

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これまでの常識と時代の変換


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時代は、組織から個の時代に
移り変わってきてる。
 
そんな話を一度は耳にしたことが
あるだろうし、今まさに個の時代に
突入しているとおれも思ってる。
 
時代背景を見ていても、
 
昔はいい子にして、
いい学校を出て、
いい会社に勤める。
 
それが社会のいわゆる出世の
基準で常識だったわけだよ。
 
最近話題の電通に関しても、電通
いい会社かどうかについては人それぞれ
いろんな捉え方があるわけだが、
 
今までは電通のことを、
 
会社の業績や知名度
社会的ポジショニング
 
なんかを含めて「いい会社」って、
ある種の植え付けがあったわけだよ。
 
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「常識」に苦しめられる
 
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人によって、良い悪いの
解釈はあるだろう。
 
だが、昔から電通は、一般的に言う
いい会社で、価値ある会社だってことを
誰も疑う余地すらないような価値観が、
 
おれたちには洗脳のように
植え付けられてきた。
 
だから、誰かが電通を辞めるといえば
「もったいない」とか、
 
ホンダに入ったけど辞めるとなれば
「絶対辞めないほうがいい」とか、
 
SONYに入ったけど辞めるとなれば
「いい会社なのにもったいない」
 
とかね。
 
そういう一般常識や誰かの正しさで
判断できず苦しめられる。
 
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あなたを脅すものの正体
 
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怖いのは、こういうことが一般常識で、
当たり前のように言葉が飛び交うこと
なわけだよ。
 
本当にやめたきゃやめればいいのに。
 
その後の生活は?収入は?
今まで築いてきた立場は?
 
と、誰かや自分があなたを脅すんだ。
 
ここでおれが何を言いたいかというと、
なんの疑いもなしにいつの間にか、
 
一般的に誰もがいいと言っている
ところに入るのが理想的になっている
ということ。
 
いい子にして、いい高校を出て、
いい大学に入って、いい会社に入って、
そしていい家族を持つと。
 
その「いい」っていう「いい」
捉え方が、その人の価値観じゃなく、
社会に植え付けられたひとつの想念や
一般常識や正しさみたいなものに
なってしまっているわけだよね。
 
そしてそれを今までは、
誰も疑わなかった。
 
いい物を身にまとい、
いい車に乗り、
いいご飯を食べ、
いい生活をすること
 
それが全ての成功だと。
 
こうやって、社会の多くの価値観、
多くの一般常識や正しさが反映された
世界が幸せの全てだと思い込み、
 
何も疑わずそこを求めて
生きてきてしまったわけだよ。
 
でも今の時代はそうではない。
 
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あなたは、本当はどうしたい?
 
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電通がいい会社かどうかは、
一旦止まって考える時代だ。
 
誰かの言ってる良い学校に
行くことが本当にいいのか?
 
誰かの言っている良い会社に
入ることが本当にいいのか?
 
自分の本心ではどう感じているのか?
 
本当にいま目指している生活が
自分にとって理想的なのか?
 
本当にいい車がほしいのか?
 
一般的に言われる成功を
本当にしたいのか?
 
そこは大手だとしても、
本当にいい会社なのか?
 
いまはそれらを、一旦止まって
俯瞰して見直す必要があるわけだよ。
 
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あなたが決めていい。あなたが決めよう。
 
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誰々がいいって言ったとか、
社会がいいと決めたとか、
雑誌やメディアがいいと流した、
とかじゃなく、
 
あなたがどう感じるか
 
ってことを考えましょうよと。
 
あなたがどう感じるかってことと
よく向き合おうよと。
 
あなたがどう感じるかってことの
正直な答えをちゃんと聞こうよ
 
っていうのが、
今の社会の流れなわけだよ。
 
これは、今まで容赦なしに
植え付けられてきた一般常識や
正しさからの解放で。
 
情報操作からの解放。
 
親や社会の権力者たちが
いいと言っているものからの解放。
 
あなたが食べて、
何が美味しくて
何がマズいのかは、
あなたが決めよう。
 
なにが好きで、
なにが嫌いなのかは
あなたが決めよう。
 
なにを食べたくて、
なにを食べたくないのかは
あなたが決めよう。
 
それらをあなた自身で決めるのが、
個の時代だとおれは思ってる。
 
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「実は、違いました」に気づくこと
 
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そういう意味では、組織がダメって
言ってるわけじゃなく、こういう
 
個々人の見識、
個々人の感性、
個々人の判断力や
決断力や責任が、
 
以前よりも必要な社会になってきた
ってことなんじゃないかなと。
 
もっと言えば、SNSなんかが
普及したことによって、真実を
問う人がたくさん増えたことで、
そういうものが明らかになってきた。
 
食事だって、美味しいものや高級なもの
だけが全てだと思ってたのが、実は
 
「健康を重視した食事」
 
のほうがよかったりとか。
 
肉だって柔らかければそれは
美味しくて高級で疑う余地もないとか。
 
そういうことも含めて、世の中の人が
いいと言っているものが良いとか、
常識的に良いとか、いままで作られてきた
「正しさ」っていうのが、いまになって
 
「実はそうじゃなかった」
 
なんてことはたくさんあるわけだよ。
 
わかりやすく食事に例えたが、
これを多くの人は組織の時代から
個の時代になったといってるに過ぎない。
 
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それはどこの誰の主張なのか
 
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ただおれは、そういう側面もあるとは
思うが、組織がなくなることはないと
思ってて。
 
っていうのは、組織から個の時代に
なったけど、もう一度その個が組織化
していくとおれは思ってるわけだよ。
 
そうでないと、世の中で頑張ってる
7割方の中小企業の組織なんかは
絶望を感じてしまうわけで。笑
 
いまは色んな人が個の時代だと
ほざいてるが、そうやって
ほざいてるヤツは組織で生きて
いけなかったから組織を否定し、
 
個性を強みにする生き方
=自分たちのポジショニング
 
を正当化し時代の共感者を集めてる、
といった主張を感じざるをえない。
 
それはそれで、今はその人自身に
個で生きる力があるからそういう
言い方をしているんだろ。
 
自分たちみたい個を
たくさんつくろうってね。
 
ただそれは、ある意味自己満で、
個で生きていける人にはいい啓発
になるかもしれないけど、
 
多くの個の中には、個だけでは
生きてはいけない人もいるわけだよ。
 
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人でつながる「共有型経済」
 
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おれが思うに、いくら個の時代と
誰が言おうが結果的に人は組織に
なっていく。
 
でもこれからの組織は一般常識や
正しさやこれまでの「いい」が
主張される呪縛的な組織ではなく、
 
似た個性の色が引き寄せ合い、
様々な個がつながって
パートナーシップを結ぶ。
 
一般的な正しさや常識や価値観に
とらわれることなく、
 
大きなミッションやビジョン、
人間性、信頼でつながった
 
「共有型経済」
 
の組織に転換していく。
 
そう進化していかなければ
世の中の会社は生き残っていけない
と思うんだよね。
 
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見えない道を、感じるということ
 
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個を主張するやつは、
「個の正しさ」を押し付けようと
する人も中にはいるだろう。
 
でも個の正しさとはなにかというと、
まずは今までの一般常識や正しさや
不安を解放し、一旦止まって俯瞰し、
自分で選択をしてみること。
 
今までは1本の道しかないものだと
親からも社会からも教わってきたけど、
実を言うと一旦止まって俯瞰してみたら、
他にも横道があった、みたいなさ。
 
もっと言えばその道を通る必要も
なかったよねってことだって
あるわけだよ。
 
これからはそういう時代に変化していく。
 
だから個をやたらと主張するやつの
意見だけに偏らないようにして、
 
これからは止まって、俯瞰してみて、
判断して、あなた自身がどの道を選ぶか
ってことを決める必要があって。
 
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「個」だけでは無理!
 
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そしてその選んだ道が一緒の人と、
共に歩いて行く。
 
そうして結局、チームや組織に
なっていくわけだよ。
 
いまさら言うのもなんだが、
「人」とは読んで字のごとく、
支え合ってしか生きられない生き物。
 
結局、人は誰かと交わりあって、
自分にはない能力や力をお互いが
出し合って生きていくんだと思うんだよ。
 
だからこれからは個の色が活きない
活かせない、尊重されない組織
 
ではなくて、
 
お互いが心から思いやり、
心からつながった組織
 
っていうのを作っていくことが大事
じゃないのかなっておれは思います。
 
コミュニティも会社も、恐らく
これからはそういった流れに
沿ったところが勝っていく。
 
いまは個の時代を主張する人が
本当に多いが、決してそうじゃないと。
 
それはあくまでもその人は組織で
うまくいかなった結果、今は個で
やっていけてるかもしれないけど、
 
そうじゃない人も世の中には
たくさんいるんだと。
 
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だからこそ、最強のリーダーを
 
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日本の企業は7割から多くて
8割が中小企業で成り立ってる。
 
このすべての中小企業が全部組織を
分解して個になってしまっていいのか
って話になれば、それは違う。
 
もちろん、今後も組織には個の力も
必要だし、個の判断力も必要だけど、
 
そういう新しいカタチの組織、
新しいカタチのコミュニティ
 
をしっかりとリーダーが示していくこと
が大事じゃないのかなと。
 
だからおれたちは、那須にも石垣にも、
チームビルディングを強化する施設を
建てたんだ。
 
これからは、最強のチームを
牽引していけるリーダー、最高の
個々人が最高の組織やチームを
作っていくことが最も大事
なってくるんじゃないのかなって、
おれは思ってます。
 
氣愛!
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